アメリカでパイナップルスカルピンがリリース。
Beer Street Jornalを眺めてたら興味深い記事があったので今回はその紹介を。
1月末にアメリカ国内でバラストポイントからパイナップルスカルピンがリリースされた、という記事だ。
スカルピンとはバラストポイントの一番人気と言ってもよいIPAだ。バラストポイントには、元々ビッグアイという看板IPAがあったが、スカルピンがワールドビアカップ2010で金賞を受賞。それ以後はビッグアイを凌ぐ大人気のIPAとなり、Ratebeerでは100点を獲得している。自分も飲んだことがあるが、華やかなパッションフルーツやグレープフルーツのフレーバーと程よい苦味がとても美味しかったことを覚えている。ちなみにスカルピンとはカリフォルニアカサゴのことで、ラベルにもそれが描かれている。ここのブルワリーは他にもビールの名前を魚から取っていることが多い。
このスカルピンにはグレープフルーツスカルピンという派生商品がある。これは文字通り、グレープフルーツを副原料として醸造されたスカルピンだ。恥ずかしながら自分はどちらもまだ飲んでいないので、アロマやフレーバーについては言及できないが、グレープフルーツスカルピンはスカルピンと同様にRatebeerでは100点を獲得している。この結果から、グレープフルーツを効果的に使用した素晴らしいビールを作ることに成功したと容易に推察できる。
今回はパイナップルを副原料として醸造されたスカルピンがリリースされた。スカルピンがパッションフルーツの華やかなフレーバーを備えていることを考えるならば、パイナップルもスカルピンのフレーバーに非常にマッチしていることだろう。ビール好きとしては気になるので、ぜひ日本にも入ってきてほしい。
Laurelwood Red Elephant Imperial RedAle
Laurelwood Red Elephant Imperial RedAle(オレゴン)
スタイル:インペリアルレッドエール
度数:6.2%
IBU:60
色:濃い銅色
アロマ:パッションフルーツの甘い香り。微かにモルティーな香りもする。
フレーバー:モルト由来のカラメルのような甘さを感じ、パッションフルーツのようなフレーバーが鼻から抜ける。アメリカンホップ由来の草あるいはグレープフルーツの皮のような苦みを感じる。全体的に甘みと苦みのバランスが取れていている。
ボディ:ミディアム
その他:ホップは Nugget、Amarillo、Centennial、Citra、Ahtanum。
オレゴンのブルワリー、ローレルウッドのレッドエール。甘さと苦さのバランスが良くてドリンカブル。
いままで飲んだビールの中でもかなり好みの部類に入るな~。
オレゴンのブルワリー今めっちゃ流行ってるねぇ。
GYPSY INC Soft Focus
GYPSY INC Soft Focus(デンマーク)
スタイル:アメリカンウィートエール
度数:4%
IBU:23
色:薄い黄色
アロマ:新鮮なリンゴ、オレンジのようなシトラスの香り。
フレーバー:まず小麦由来の酸味、次にアメリカンホップ由来のグレープフルーツの皮のような苦みを感じる。苦みはそのままわずかに舌に残る。最後にパッションフルーツの香りが鼻に抜ける。全体的にやわらかで軽い。
ボディ:ライト
その他:ホップはAmarilloとTettnangerを使っている。
ジプシーインクはミッケラーのミッケルボルグとトゥオールのトーレ・ギュンターが立ち上げたブランドで、コンセプトは「よりバランスと飲み易さを重視したクラフトビール」。
確かに全体的に柔らかい感じで飲みやすくて、ラベルに書いてあるように日中のビーチで海を眺めながら飲むと楽しそうな感じだね。
レシピはちょいちょい変わってるようで今回はAmarilloとTettnangerだったけど、調べたらAmarilloとCitraの時もあったみたい。
Fyne Ales&De Molen Mills and Hills
Fyne Ales&De Molen Mills and Hills(スコットランド&オランダ)
スタイル:インペリアルスタウト
度数:9.5%
IBU:100
色:黒
アロマ:カカオ、コーヒー、レーズンの香り。温まってくるとバターの香りも微かに感じる。
フレーバー:ローストしたモルトの甘み、コーヒーのような苦みを感じる。ホップ由来の苦みが舌に残る。カカオの香りが鼻から抜ける。
ボディ:フル
その他:ホップは、Challenger, Magnum, Polaris, Sorachi Ace, Calypsoを使っている。
スコットランドのFyne AlesとオランダのDe Molenのコラボビール。
IBU100からもわかるようにホップの苦みも結構感じられて、モルトの甘さとバランスが取れておいしい。
De MolenのHemel & Helと似てる気がするなぁ~。
Avery Liliko’i Kepolo
Avery Liliko’i Kepolo (コロラド)
スタイル:フルーツビール
度数:5.4%
色:金色
アロマ:パッションフルーツの香り、小麦の香り
フレーバー:八朔やグレープフルーツのような酸味とバナナのような甘さが調和している。スパイスのスパイシーさも感じられる。ホップ由来の苦味はほとんど感じられない。
ボディ:ライト
その他:副原料にスパイス、パッションフルーツを使っている。
ベルジャンっぽい酸味だなと思ったら、ベルジャン酵母使ってるヴィットビアらしいんだけど、Ratebeerだとフルーツビールになってるから分類上どっちになるんだろうか。
ちなみにハワイ語でリリコイはパッションフルーツ、ケポロはDevilの意味。
酸味は結構強くてサワーエールに近い感じでカルパッチョとか〆鯖に合いそう。
ベアード スルガベイインペリアルIPA
ベアード スルガベイインペリアルIPA
スタイル:インペリアルIPA
度数:8.5%
IBU:90
色:琥珀色
アロマ:パッションフルーツを感じさせる甘い香りやグレープフルーツのようなシトラスの香り。
フレーバー:モルト由来のグレープフルーツを思わせるシトラスやリンゴのようなフレーバーが口に広がる。草やグレープフルーツの白い皮のような苦みを感じるが、程よく残る。アルコール度数を感じさせずスムーズに飲める。
ボディ:ミディアム・ハイ
その他:ホップは全量ホールコーンホップを使用。酵母が瓶底に沈殿している。瓶内二次発酵のために糖類を使用している。
昨日に引き続き、ベアードからインペリアルIPA。
IBU90、アルコール度数8.5%とかなり濃いけれども、意外なほどスムーズで飲みやすい。
これぐらいのインペリアルIPAがやっぱり好きだなぁ~。
それとシュピゲラウのグラスセット買ったけど、これで飲むとやっぱり全然ちがうね。
グラスについても追々書こうかな。
ベアード ライジングサンペールエール
ベアード ライジングサンペールエール
スタイル:アメリカンペールエール
度数:5.5%
色:琥珀色
アロマ:ライチを彷彿させる香りを感じ、グレープフルーツのようなシトラスの香りもかすかに感じる。
フレーバー:グラッシーな苦みだがあまり後を引かない。レモンのような酸味、赤ワインようなの渋味を微かに感じる。モルトの風味もフィニッシュに僅かに感じられる。全体的にすっきりしている
ボディ:ミディアム
その他:ホールホップを使用。糖類を用いて瓶内二次発酵をさせている。
静岡、ベアードビールの定番ペールエール。
瓶を開けた瞬間のライチのような香りがとても良い!
ベアードのHPでは
主に、シトラスと松のような素晴らしいキャラクターがあることで知られている、 アメリカ北西部の太平洋岸で栽培されたホールフラワーコーン(生ホップ)を使っている。
とあるけど、ホップは何使ってんだろ?気になるな。